スバック博物館
スバック博物館は、バリ島中部タバナンにある、スバックに関する資料などを展示した博物館です。館内には、農耕道具や神棚、スバック会議の様子などの写真などが展示されています。
スバックとは、バリ島独特の水利システムで、このスバックにより維持管理されたジャティルイをはじめとしたバリ島の棚田群は2012年ユネスコの世界文化遺産に選ばれました。
スバックは単なる「水利システム」ではありません。スバックの基礎となっているのは、「神と人間、自然と人間、人間と人間の3つの調和がとれて初めて真の幸福が訪れる」というヒンドゥー教の教えであり、この教えに基づき、治水事業、灌漑事業、そして神事やお祭りなど稲作を中心として、生活文化すべてに関わり合いを持つのがスバックなのです。
基本情報
施設名 | スバック博物館 |
入場料 | 大人:Rp15,000 子供:Rp10,000 |
開館時間 | 月~木曜日・土曜日/08:00-16:30 金曜日/08:00-12:30 |
休館日 | 日曜日並びに祝祭日 |
マップ
観光ポイントマップ
ご案内&フォト
スバック博物館の全景です。
稲の神様デヴィ・スリ神の石像です
館内の様子。農耕具や資料などが展示されています。
簡単なバリ島の地図です。バリ島の水源は、バトゥール湖などの湖です。
バリ島の鐘、クルクル。
底に小さな穴が開いたココナッツのカメに水を入れ、水位の変化で時間を図ります。クルクルがなってから、カメの水が無くなるまでに集会所に来なかったら、罰金だそうです。
椰子の葉に書かれたアウィーアゥイ(Awig-Awig・スバック組合の合議事項)
田んぼの広さを図る測量機器。危機の原理は現代の測量機器と同じです。
水路の途中に埋め込まれた堰(せき)。この堰の幅と水位で水量を図ります
実際に水路の水量を図っている様子です。このようにして、公平に水が田んぼに行くように管理しています
バリ島の暦・ウク暦を計算するカレンダー。ウク暦は210日周期の暦で、大変複雑な計算により、祭日を決めています。
実際に使われていた農機具なども展示されています。
鳥などを追い払うための案山子。日本の田んぼと同じですね
昔のカマドが再現されています。今でも、田舎の方に行くと、このようなカマドがある家もたくさん残っています。
